研究室・教員

研究室紹介

生体調節論講座 Laboratory of Cell Regulation
遺伝学グループ Group of Genetics

   
教授
大澤 志津江組織成長/形態形成を制御する仕組み
助教
前川 絵美
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研究の概要

多細胞生物では、細胞同士が互いに協調したり、その生存を競合することで、特定の形・大きさの組織や器官を構築し、またその恒常性を維持することが分かってきました。さらにそのような細胞同士のコミュニケーションは、癌の発生や進展をも制御することが近年分かってきました。当研究室では、細胞間コミュニケーションに着目した個体レベルでの解析を行う上で優れたモデル系であるショウジョウバエを用い、細胞間コミュニケーションを介して(1)発生過程において特定の形・大きさの組織が構築される仕組み、(2)恒常性が維持される仕組み、(3)がんの発生や進展が引き起こされる仕組み を解析しています。特に(1)(2)においては、環境の変化や突然変異などの様々な外的・内的刺激を受けても、多細胞生物が正常に発生し、また恒常性を維持しようとする多細胞生物の頑健な(ロバストな)性質を、細胞間コミュニケーションの観点から明らかにしたいと考えています。これらの研究を通して、多細胞生物の形づくりやその恒常性維持、そして、それらを支える細胞集団の動作原理の理解を目指します。

図1

References

  1. Ohsawa et al., “Cell Extrusion: A Stress-Responsive Force for Good or Evil in Epithelial Homeostasis” Dev. Cell, 44, 284-296 (2018) (Invited Review)
  2. Akai et al., “Wingless signaling regulates winner/loser status in Minute cell competition” Genes Cells, 23, 234-240 (2018)
  3. Yamamoto et al., The ligand Sas and its receptor PTP10D drive tumour-suppressive cell competition. Nature, 542, 246-250 (2017)
  4. Nakamura et al., “Mitochondrial defects trigger proliferation of neighbor-ing cells via senescence-associated secretory phenotype in Drosophila” Nature Communications, 5, 5264 (2014)
  5. Ohsawa et al., “Mitochondrial defect drives non-autonomous tumour progression via Hippo signalling in Drosophila” Nature, 490, 547-551 (2012)
  6. Ohsawa et al., “Elimination of oncogenic neighbors by JNK-mediated engulfment in Drosophila” Developmental Cell, 20, 315-328 (2011)
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