論文紹介

第24回論文紹介(2014.10更新)

グループ名
形態発生学グループ
著者

Yo-ichi Yamamoto-Shiraishi, Hiroaki Higuchi, Shigeki Yamamoto,Mie Hirano, Atsushi Kuroiwa

タイトル(英)
Etv1 and Ewsr1 cooperatively regulate limb mesenchymal Fgf10 expression in response to apical ectodermal ridge-derived fibroblast growth factor signal
タイトル(日)
Etv1とEwsr1は外胚葉性頂堤由来のFGFシグナルに応答して協調的に肢芽間充織のFgf10発現を制御する
発表された専門誌
Developmental Biology, 394, 181-190, 2014

四肢の原基である肢芽では先端の外胚葉性頂堤(AER)においてAER-FGFsが、その直下の間充織においてFGF10が発現している。相互依存的な制御ループにより調節されるこれら分泌性シグナル因子の発現は肢芽の伸長に必須であるが、このループ中でFgf10の発現を直接制御する分子機構は長らく謎であった。我々はこれを明らかにする過程でまず、Fgf10遺伝子のプロモーター領域には進化的に保存されたAGAAARクラスター(近接した複数のAGAAAR配列)が存在し、このAGAAARクラスターと転写因子Etv1及びEwsr1がAER-Fgfs依存的なgf10発現に必須であることを示した。さらに我々はEtv1がAGAAARクラスターに直接結合し、Ewsr1やSp1転写因子と協調して AER-Fgfs依存的Fgf10発現を制御していることを発見した。本研究により肢芽伸長に必須な、AER-Fgfs依存的Fgf10発現制御 の分子機構が明らかになった。

図1:

本研究で明らかになった分子機構をマゼンタで示す。

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